【 この先のポイント 】
・初日の出のチャンスは? 最新の見解
・日本海側は年明け寒波で積雪急増のおそれ
・年明け2日(金)は関東で雪の予想
・年明けは全国的に再び真冬の寒さ
年明けは冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に雪や雨の降るところが多くなる見込みです。強い寒気の影響で、Uターン時の移動など交通に影響が出るおそれがあります。最新の気象・交通情報をこまめに確認し、時間に余裕をもった行動がおすすめです。
初日の出のチャンスは? 最新の見解
1月1日(木)は冬型の気圧配置となり、元旦の日の出は日本海側では楽しむのが難しく、太平洋側ほど見られるチャンスがあります。ただ、関東では沖合いから雲が広がる可能性があり、場所や時間帯によっては雲に遮られる心配があります。
また、沖縄や奄美は湿った空気の影響を受けやすく、初日の出は雲に遮られやすいため、見られるタイミングは限られそうです。
日本海側は年明け寒波で積雪急増のおそれ
年明けの日本付近は冬型の気圧配置が続きます。年明け早々に寒波となり、特に2日(金)は寒気のピークになる予想です。
2日(金)の朝は上空5500m付近で-36℃以下の大雪の目安となる寒気が北海道から日本海西部まで南下するとみられます。寒気の中心付近は-39℃以下と非常に強く、3日(土)の朝にかけて本州付近を通過する見込みです。
日本海側を中心に雪や雨が降りやすく、特に北日本や北陸では大雪や吹雪に警戒が必要です。
3日(土)の日中は一旦、雪が落ち着くものの、4日(日)から5日(月)にかけて次の寒気が近づいてくるため、再び雪が強まる見通しです。
3日(土)から4日(日)はUターンラッシュのピークで、大雪や吹雪と重なると車での移動に時間がかかったり、事故のリスクが高まると考えられます。
また、そのほかの交通機関にも影響の出る可能性がありますので、最新の気象情報に加え、交通情報もこまめにご確認ください。
年明け2日(金)は関東で雪の予想
天気分布予想 2日(金)21時
2日(金)は関東の沖合でシアーライン(風の流れが変化する境界線)が形成され、周辺で雲がまとまります。上空の寒気が通過する夕方以降は雲が発達して、雪や雨を降らせる可能性が出てきました。
最新の予報では関東の一部では2日(金)の午前中から雨や雪の降る所があり、夕方以降はその範囲が拡大する予想です。気温の下がる夜は東京都心を含む都市部でも雪になる可能性があります。
広い範囲で積雪が増加することはないとみられますが、冬用タイヤをはじめ雪への備えをしておくと安心です。
現時点では雪のタイミングや強さなどの予測に不確実性があるため、最新の情報をご確認ください。
年明けは全国的に再び冬の寒さ
予想気温 東京
寒気の影響が強まり、年明けは北日本で最高気温が0℃未満の真冬日となる所が多く、厳しい寒さが戻る見込みです。
東日本や西日本でも元日から最高気温が10℃に届かない所がほとんどとなる予想です。
年始のお出かけや初詣、Uターン時の移動の際は、寒さ対策が欠かせません。特に朝や夜は冷え込みが強くなるため、手袋やマフラーなどを活用し、体を冷やさないよう心がけてください。