茨城県水戸市で、妊娠中のネイリストの女性が大みそかに殺害されました。女性の首には刺し傷、さらに頭には殴られた痕も残っていて、強い殺意で襲われた可能性があるとみられています。
昨年12月31日、大みそかの夜のことでした。通報したのは、夫。
夫の通報
「妻が玄関で血を流して倒れている」
夫が帰宅すると、玄関で血を流して倒れている妻を発見。その後、死亡が確認されました。
亡くなったのは、ネイリストの小松本遥さん(31)。妊娠中でした。小松本さんの腕には、身を守る際にできる防御創が十数か所、残っていたといいます。
近所の住民
「息子が見たのは『ピクピクしてた』。(息子に)ベランダから見てもらった。『なんか運ばれてる、ちょっとけいれんしてる』。もちでも詰まらせたのかなと」
「(小松本さんは)ベランダで洗濯物干す時に同じ時間帯なので、顔を見るくらい。きれいな方」
小松本さんの友人は…。
小松本さんの友人
「信じられない。本人すごく良い子だったので。人当たりが良くて明るくて」
大みそか当日、何があったのか。
警察によると正午過ぎ、小松本さんと夫は買い物へ出掛けたといいます。一度2人で家に戻ったあと、小松本さんは、再び外出。この時何をしていたのかは、まだわかっていません。
その後、夫も仕事のため家を出ます。
午後4時50分。「今から帰る」と、小松本さんが夫に電話。これが、最後に生存が確認されている時間です。
約2時間半後の午後7時半頃。帰宅した夫が、倒れている小松本さんを発見しました。
つまり、この2時間半ほどの間に小松本さんは殺害された可能性があります。
当時の状況からうかがえるというのが、犯人の強い殺意です。
警察によると、小松本さんの首には刃物による刺し傷、さらに頭には、硬いもので何度も殴られたような傷が残っていて、刃物と鈍器、2つの凶器で襲われた可能性があるといいます。
部屋が物色された形跡はなく、財布やバッグなどの貴重品も残されたままでした。
警察は、捜査本部を設置。警察によると小松本さんはかつて「人間関係をめぐるトラブル」で警察に相談したことがあったといいます。
2015年に1回と2017年に2回。警察は「必要な措置はとっていた」としています。
この“過去の相談”について、元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏は…。
元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「広い範囲で人間関係を見ていかないといけない。そこ(過去の相談)だけをやっているのではなくて、他もやらないといけない捜査事項がある。その中のただ1つ」
では、今後の捜査のポイントは?
元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「なぜ大みそかにやったのか、この事件のポイント。やり場のない怒り・殺意を、年内のうちに決着をつけたかったのか。新しい年を迎えさせたくないほどの恨みがあったのか。いろいろな見方ができる。12月31日にこだわったのは、犯人に何かしらの理由があるんだろうと。被害者であれ、夫であれ、人がどういうつながりを持っているのかは捜査の大きなポイント」
警察は、小松本さんやその家族と面識のある人物による犯行の可能性も視野に、捜査しています。