ビル外壁や市役所の天井が落下…島根東部震源の地震で建物被害相次ぐ

6日に震度5強を観測した鳥取、島根両県では、各地で建物などへの被害が確認された。
鳥取県伯耆(ほうき)町の上細見地区では、高台にある民家の石垣が高さ約5メートル、幅約5メートルにわたって崩落し、下にある町道を塞いだ。同地区に住む自営業の女性(42)は、自宅でも電子レンジや食器などが落ちたといい、「どこから片付けに手をつけたらいいのか」と困惑していた。
同県米子市役所(5階建て)では、3階の事務室の天井パネル(長さ約1・3メートル、幅約40センチ)が9枚落下するなどの被害が出た。市は来庁者を外に避難させ、窓口業務を一時停止した。
島根県庁の南東約300メートルにある松江市殿町の空きビルでは、外壁の一部が約15メートルの高さから隣の駐車場に落下。飲食店などが立ち並ぶエリアで、南殿町商店街振興組合の坂本拓三理事長(65)は「さらに落下する恐れもあり、このままにしておけない。市と対応を相談する」と話した。
松江市八幡町の武内神社では、境内の石灯籠2基が倒れ、割れた部材が参道に散乱した。
今回の地震は、正月休みで帰省していた人らの足も直撃した。鳥取県米子市のJR米子駅では、駅舎にいた数百人が駅員の誘導で一時、駅前の広場に避難した。
新大阪駅でも、新幹線の運転見合わせの影響で改札周辺に人だかりができた。