島根県東部の地震、震源周辺は「ひずみ集中帯」 地下で流体が関わる可能性も

島根県東部で6日午前に発生し、最大震度5強を観測したマグニチュード(M)6・4(暫定値)の地震について、専門家は「ひずみ集中帯」の存在も指摘される地震活動が活発な地域で発生したと指摘する。
東京大の平田直名誉教授(観測地震学)は今回の震源周辺について「地表に明確な活断層が確認されていない地域だが、地震活動は活発だ」とした上で「震源が浅いため、比較的大きな揺れが観測された」と話す。今後より規模の大きい地震が起きる可能性もあり「家具の転倒対策などの確認を」と注意を促す。
一方、2000年の鳥取県西部地震(M7・3)で調査研究に携わった東大地震研究所の加藤愛太郎教授(地震学)によると、今回の震源周辺は「山陰地震帯」や「山陰ひずみ集中帯」などと呼ばれ、今回の地震のように岩盤が水平方向にずれ動く「横ずれ断層型」の地震が主に発生する。加藤氏は仮説として「地殻の下部に流体が関わるやわらかい場所があり、そこが変形しやすくなってひずみが集中している可能性がある」と話す。