過去に発生した地震に震源が近い1月6日の地震、専門家は「この地域は山陰の地震帯」と話し、気象庁は「現段階で関係はわからない」としています。
6日午前10時18分ごろ、島根県東部を震源とする地震があり、最大震度5強を、鳥取県の境港市と日野町と江府町、島根県の松江市と安来市で観測しました。
震源の深さは11キロで地震の規模を示すマグニチュードは6.4と推定されています。
■「関係性はわからない」
大阪管区気象台は正午から記者会見を開き、震源が2000年に最大震度6強(マグニチュード7.3)を観測した鳥取県西部地震や、2016年に最大震度6弱を観測した鳥取県中部地震(マグニチュード6.6)などに近いことについて、「現時点では関係性は分からない。科学の知見では関係性は分からない」(田利信ニ朗地震津波対策調整官)としました。
■震度5強程度の地震に注意
上記2つの地震に加え、山陰地方では平成以降、1991年に島根県東部でマグニチュード5.9の地震、2018年には鳥取県西部でマグニチュード6.1の地震が発生しています。
田利調整官は、「この地域では過去に、大地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例がある」としたうえで、1週間程度、震度5強程度の地震に注意するよう呼びかけました。
■「鳥取県西部地震のすこし西で起きた」専門家
今回の地震について、内陸地震が専門の京都大学・飯尾能久名誉教授は、「2000年の鳥取県西部地震の震源の少し西で起きたようだ。この地域は過去に地震が起きた場所が集まっていて、『山陰(地方)の地震帯』と呼ばれている」と話しています。
飯尾名誉教授はまた、「この地域では大きな活断層は見つかっていない」「1872年の浜田地震以降、地震活動が活発だ」と山陰地方の特徴について話しました。