浜岡原発審査、「白紙」見通し=規制委員長「明らかな捏造」―立ち入り検査も・中部電データ不正

中部電力が浜岡原発(静岡県)の地震想定に関わるデータを不正に操作していた問題で、原子力規制委員会の山中伸介委員長は7日の定例記者会見で、同原発の再稼働に向けた審査について「白紙になると思う」と述べ、同社への立ち入り検査を検討していることも明らかにした。
会見に先立って開かれた定例会合で、山中委員長は「安全に直接関わる審査データの捏造(ねつぞう)で、明らかな不正行為だ」と厳しく非難し、審査を停止する方針を確認。会見では「審査そのものをやり直す必要がある」とした上で、「(事務局の原子力規制庁による)立ち入り検査をしてもらうのが良いと思う」との考えを示した。
規制委は14日の定例会合で改めて協議し、今後の対応を正式決定する見通しだ。
この日の会合で現状を報告した同庁の担当者は「基準地震動の信頼性は損なわれている」とした上で、「(不正が行われた)2018年は敷地に近い活断層の地震動が評価の対象となった時期だ」と説明。規制委の審査で原発敷地内に大きな影響を与える地震動が焦点となっていた時期に不正が行われていたとの認識を示した。 [時事通信社]