JAXA=宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は、きょう7日、2月1日に予定していたH3ロケット9号機の打ち上げを延期すると発表しました。
H3ロケットは先月22日に8号機が打ち上げられましたが、エンジンが予定より早く停止するトラブルの影響で、衛星を軌道に投入できず打ち上げは失敗しました。
JAXAと三菱重工業は「8号機の打ち上げ失敗に関する原因究明、及び後続号機への影響評価を行う必要がある」として2月以降の打ち上げを再計画するとしています。
新たな打ち上げ日時は決まっていません。
延期されたH3ロケット9号機は、カーナビなどに位置情報を提供する日本版GPS衛星「みちびき7号機」を打ち上げる計画でした。
H3ロケット8号機の失敗
H3ロケット8号機は2025年12月22日、種子島宇宙センターから打ち上げられましたが、搭載した日本版GPS衛星「みちびき5号機」を軌道に投入する前に第2段エンジンが予定より早く燃焼を停止。衛星を軌道に投入できず、打ち上げは失敗しました。
JAXAは、打ち上げから3分45秒後、衛星を保護するカバー=衛星フェアリングがロケットから分離する時に想定外の動きをしていたことが分かっています。
「フェアリング分離が事象(失敗)の起点となっている可能性が高い」という見方を示しています。
フェアリングの想定外の動きでロケットに振動などがかかった可能性があり、JAXAはエンジンの燃焼停止との関連を総合的に調べています。