被害者は「頼りになる存在だった」 家族がコメント 埼玉の死体遺棄

自宅に女性の遺体を遺棄したとして、埼玉県警は9日、埼玉県新座市野火止3の職業不詳、山口新(あらた)容疑者(53)を死体遺棄容疑で逮捕した。山口容疑者は女性の殺害をほのめかす供述をしており、県警は死亡の経緯も調べる。
逮捕容疑は、自宅アパートの室内に遺体を遺棄したとしている。容疑を認めているという。遺体は同県川越市下赤坂の会社員、山本早苗さん(51)と判明。山口容疑者とは顔見知りという。
山本さんの長女からは7日、川越署に「母親が仕事先を無断欠勤し、所在が分からなくなった」と相談があった。行方を捜査すると、6日午後10時過ぎに山本さんが車で帰宅した際、待ち伏せした何者かに連れ去られていたことが判明した。
県警がその後、不審な白色の軽自動車の行方や、山本さんの交友関係を調べたところ、山口容疑者が浮上。9日未明に容疑者の自宅で遺体を発見した。
山本さんが連れ去られた時間帯に、現場付近では悲鳴のような声が聞こえたとの情報もある。
山本さんの家族は県警を通じ、「今は本当に何も考えられず、大切な家族との時間を静かに過ごさせてもらいたいという気持ちでいっぱいです。故人は、しっかりとした人で頼りになる存在でした」とコメントした。【加藤佑輔、田原拓郎】