東京都足立区の源証寺で2023年、住職を練炭で一酸化炭素(CO)中毒にさせて殺害したとして、殺人罪などに問われた石材会社役員、青木淳子被告(66)の裁判員裁判の初公判が14日、東京地裁(伊藤ゆう子裁判長)であった。青木被告は「私は無実です」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、寺が所有する土地で同社が開発していた霊園を巡るトラブルから、青木被告が男性住職=当時(70)=に強い不満を持ち、同社社長の男(52)=殺人罪などで懲役25年が確定=と殺害を計画したと主張。寺の地下納骨堂に練炭を運び込むなどして犯行に及んだと述べた。
弁護側は、青木被告は男と寺を訪れたが、敷地内の事務所で仕事をしていたと説明。男が地下納骨堂に練炭を並べ、火を付けたことは知らなかったと訴えた。
起訴状によると、青木被告は23年7月22日夜、男と共謀して寺の地下納骨堂で練炭28個を燃やし、翌朝訪れた住職をCO中毒にさせて殺害。住職の妻と次女にもCO中毒の傷害を負わせたとされる。 [時事通信社]