「空地でせん定くずを焼却していた火が燃え広がった」岡山市南区の大規模な山火事 出火原因は「たき火」と結論 岡山市消防局

岡山市南区で2025年3月に発生した大規模な山火事について岡山市消防局が「出火原因はたき火」と結論付けました。

(岡山市消防局予防課/植松謙二 課長) 「出火原因につきましては、たき火です。空地において剪定くずを焼却していた火が燃え広がったものです」

14日に開かれた岡山市議会の総務委員会で岡山市消防局が明らかにしました。

2025年3月23日に岡山市南区で発生した山火事では岡山県で過去最大規模の約486haが焼けました。
市消防局は2025年11月まで行った現地調査の結果、出火場所は南区飽浦で消防への通報の約15分前、午後2時45分ごろからたき火が燃え広がったと結論付けました。

また、当初、建物の被害は倉庫と空き家の合わせて6棟としていましたが、他の倉庫7棟と農作業用の物置6棟も焼けたことが分かり被害は合わせて19棟になりました。

市消防局によりますと、市の条例により、たき火をするときは消防署への届け出が必要ですが、今回たき火をしていた人は届け出ていなかったということです。
誰がたき火をしていたかなどは個人情報に関わるので言えないとしています。
また、被害を受けた人が火災保険に入っていない場合の救済については「民事不介入の原則があるので岡山市が入る余地はない」との認識を示しました。
岡山市消防局によりますと、過去10年間における林野火災の出火原因は約65%が「たき火」でした。 「たき火は原則禁止」とした上で、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等で例外として認められている範囲で、やむをえずたき火をする場合は、以下のことに十分注意するよう呼び掛けています。
【注意事項】 ・周囲に燃えやすいものがある場所でたき火をしない ・監視を徹底し、その場から離れない ・風が強い時、空気が乾燥している時はたき火をしない ・消火の準備をして、残り火は確実に消化する
消防は、周囲に燃えやすいものがあると、わずかな風でもすぐに燃え広がり、消火困難な状況になるため、消火器具を必ず準備し、その場を絶対に離れないよう呼び掛けています。