福岡県大牟田市で飲酒の上、猛スピードで運転し、原付バイクの男子高校生を死亡させたとして、危険運転致死の罪に問われた63歳の男の裁判です。福岡地方裁判所は16日、男に対し懲役9年の判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、無職の井上雄二被告(63)はおととし1月、福岡県大牟田市で、酒を飲み正常な操作が難しい状態で軽乗用車を運転。制限速度を超える時速およそ90キロ以上で赤信号の交差点に進入し、原付バイクと衝突して17歳だった男子高校生を死亡させたとして、危険運転致死の罪に問われていました。
井上被告はこれまでの裁判で、酒を飲んでいたことや猛スピードだったことを否定し、無罪を主張していました。
16日の判決公判で、福岡地方裁判所の井野憲司裁判長は、井上被告に対し懲役9年を言い渡しました。
井野裁判長は「安全を顧みない、実に危険で無謀な運転で、責任回避に終始する被告に反省の情を見出す余地はない」と指摘し、井上被告側の主張を退けました。