15日、横浜市の現役幹部が会見を開き、山中竹春市長からパワハラが疑われる発言を受けたと主張しました。会見に先立ち、山中市長は発言を否定しています。
15日に会見を開いたのは、横浜市役所に勤務する現役の人事部長。
横浜市役所 久保田淳人事部長
「いわゆるパワーハラスメントが疑われるような行為が、正直、散見されていたというところがございます。理不尽に怒鳴る、机をたたく、書類を投げつける」
職場で起きている“パワハラ”の存在を訴えました。
実名・顔出しの上で告発に踏み切った相手は、自身の上司であり、横浜市のトップを務める山中竹春市長(53)です。
横浜市役所 久保田淳人事部長
「市会議員や副市長の人間としての尊厳、我々市職員の労働者としての権利や人権を軽視した問題ある言動がみられた」
ことの発端は今月11日。この職員が、山中市長から市の職員に対する“容姿をやゆする発言”や“人格を否定する暴言”などがあったことを告発した内容を、週刊誌が報道。これについて山中市長は…。
横浜市 山中竹春市長(今月12日)
「HPの方に私のコメント出しておりますのでご覧ください」
──全面否定という形でよろしいんでしょうか?
横浜市長HPより(今月11日付)
「事実関係として私として承知していない、また認識のない発言を一方的に公表されたことは極めて残念です」
こうコメントを発表し、内容を否定しています。
山中氏は、2021年に横浜市長に就任。
横浜市 山中竹春市長
「市民の皆様、市会の皆様、市職員の皆様、この3者と市長とが共通のゴールに向かって一体となり」
就任会見では“職員らと一体となる”と話し、現在は2期目。今年の成人の日には…。
横浜市 山中竹春市長
「みなさんの新たなチャプターは無限に満ちています」
未来に羽ばたく若者にメッセージを送るなど、市のイベントにも通常通り出席していました。
しかし、“パワハラ”を告発した職員は15日の会見で…。
横浜市役所 久保田淳人事部長
「市会議員や職員との関係性も安定してくるかと改善を期待したが、むしろ残念ながら悪化。看過することができない水準に達していると私は考える」
その上で山中市長から職員らに対し、数々の暴言があったと主張。
横浜市役所 久保田淳人事部長
「“人間のクズ”とか“ポンコツ”とか“デブ”“気持ち悪い”“死ねよ”そういった陰口」
また、幹部である自身も一時、市長に直接、対面できない「出入り禁止」などの対応をされ、理由は分からないままだといいます。
ただ…。
横浜市役所 久保田淳人事部長
「個人的には山中氏の知的な能力の高さ、横浜市民や子どもたちに対する思いの強さ、仕事の成果に対する貪欲さ、勤勉性、本当によく働いていらっしゃいます」
市長としての仕事はしっかりやっているとし、あくまで言動を改めることを望み、市長の交代を求めているわけではないということです。
それでも今回、異例の告発に踏み切った理由は…。
横浜市役所 久保田淳人事部長
「パワハラにならなければセーフとかアウトとか、そういう問題じゃない。人権感覚なんですよ。職員が大切にされる、当たり前なんですけどリスペクト、尊厳。働いているときに、それを一番大切にしていただきたいのは、市長なんですよ」
この会見について、現時点で山中市長はコメントをしていません。
(1月15日放送『news zero』より)