ネイリスト殺害容疑で逮捕の男、昨夏頃からストーカー行為…被害者から事件4日前に茨城県警に相談

水戸市で昨年12月、アパートの一室で住人のネイリスト小松本遥さん(31)が殺害された事件で、茨城県警は21日、元交際相手の茨城県城里町小坂、会社員大内拓実容疑者(28)を殺人容疑で逮捕した。県警によると、大内容疑者は交際終了後に電話やSNSなどで連絡を取ろうとして拒否され、昨年10~12月には小松本さんの居場所を知人に聞いて回るなど、ストーカー行為があったという。
発表によると、大内容疑者は昨年12月31日午後5時20分頃から同7時15分頃、小松本さんの首を刃物で刺したり、頭部を鈍器で殴ったりして殺害した疑い。調べに対し「事実無根で何も知らない」と容疑を否認している。
県警は事件後、小松本さんの交友関係を捜査。2024年の一時期に交際していた大内容疑者が、25年夏頃からストーカー行為を始めたことを把握した。任意の事情聴取では事件への関与を認めなかったが、現場への移動に使ったとみられる車など押収品の分析を進めて逮捕に踏み切った。凶器は見つかっていないという。
小松本さんの死因は頭部を殴られたことなどによる外傷性ショック。両腕には抵抗した際にできたとみられる切り傷や打撲痕も十数か所あった。県警は大内容疑者が強い殺意を持って、執拗に襲ったとみて調べている。
また、県警は記者会見で、事件4日前に小松本さんが電話で水戸署にストーカー相談窓口を尋ねていたと明らかにした。小松本さんの車のドライブレコーダーに音声が残っていて、対応した警察官が名前や連絡先を聞こうとすると通話が切れたという。
小松本さんが「自分で来署する」という趣旨の話をしたことなどから折り返さなかったといい、県警は「(通話から)切迫性を感じられなかった。当時の判断はただちに合理性を欠いていたとは考えていない」と説明した。