水戸ネイリスト殺害 逮捕の28歳男、電話やSNSで連絡試みるも着信拒否され…恋愛感情もつれ犯行か

大みそかにネイリストの女性(31)が殺害された事件で、28歳の元交際相手の男が逮捕されました。男は去年の秋ごろから、女性の居場所を知人などに聞き回っていたということです。

中学校の卒業アルバムの写真に笑顔で写っているのは、21日に殺人の疑いで逮捕された大内拓実容疑者、28歳です。剣道部に所属していたのでしょうか。防具を身につけた写真に、笑いながら給食を食べている写真も…。
警察によりますと、大内容疑者は先月31日。妊娠中のネイリスト、小松本遥さんを殺害した疑いがもたれています。

発生から3週間。急展開を迎えた事件。
茨城県警 坂井刑事部長
「本日、被疑者を殺人罪で逮捕しました。会社員の大内拓実(容疑者)28歳、男です。関係者の聴取や被害者のスマートフォン精査等を進めてきたところ、被害者の過去の交際相手として逮捕した大内拓実容疑者が浮上しました」
去年の大みそか。茨城県水戸市にある自宅で殺害された小松本さん。
玄関で血を流して倒れていて、首には刃物による刺し傷、頭部には鈍器で何度も殴られたような傷などが十数か所あったといい、腕には、身を守る際にできる防御創が残っていたということです。
逮捕された元交際相手の大内容疑者と小松本さんの間に、いったい何があったのでしょうか。

大内容疑者の自宅があるのは、小松本さんが住む水戸市に隣接する城里町。近所の住民に、大内容疑者について聞くと…。
近所の住民
「(大内容疑者について挨拶とか話とかは?)ないね、それはないよ。(仕事は真面目?)真面目にやってたんじゃないかな。まさか拓実くんがそういうことをやるとは思わない」
大内容疑者の両親と交流があるという男性は…。
大内容疑者の両親と交流がある男性
「びっくりしました。前からお世話になってたから。まさかそうとは思わない」
捜査関係者によりますと、2人が知り合ったのは小松本さんの過去の勤務先。2024年に交際を開始したものの、その年の内に、交際関係を解消していたといいますが、小松本さんは“元交際相手に関する悩み”を抱えていたことがわかっています。
事件の4日前。小松本さんは水戸警察署に匿名で「元彼のストーカー行為を相談するとしたらどの課に行けばいいですか?」などと電話をかけていて、元交際相手からのストーカー行為に関する問い合わせをしていたといいます。
電話を受けた担当者が、来署するよう促したが──。
茨城県警の担当者
「氏名および連絡先の教示を依頼したところ、被害者はこれらを語らず、電話を切断した」
このとき、小松本さんが相談しようとしていた元交際相手について、警察は、大内容疑者の可能性があるとみているということです。
去年の夏ごろ、大内容疑者は小松本さんに電話やSNSで連絡を試みていて、小松本さんは着信を拒否するなどしていたといいます。
さらに、去年の秋ごろからは、大内容疑者が小松本さんの居場所を知人などに聞きまわっていたということです。
そして、小松本さんが警察署に、元交際相手からのストーカー行為に関して問い合わせた4日後に、事件は起きました。
小松本さんの交友関係や防犯カメラ捜査などから浮上した大内容疑者。21日夜、中学校の同級生が取材に応じ、大内容疑者について語りました。
中学校の同級生
「明るい性格もあったと思うので、仲いい子はちらほらいた。(Q:逮捕のニュースをみてどう感じた?)えっていう感じ。まさかそんなことをするような子には見えなかったのでびっくり。(Q:事件を起こすような人物ではなかった?)中学の時の様子だとそういう感じの子では全くなかった」
別の同級生からも、大内容疑者が逮捕されたことに、驚きの声が聞かれました。
中学校の同級生
「面倒見がいいタイプ。いろんな人と分け隔てなく仲良くしてた」
中学校の同級生
「友達とわいわいしているイメージ。ニュースを見てびっくりした。そういう人だと思わなかった」
また、近隣住民からは、こんな声も。
近隣住民
「子供のときはいい子で真面目で優等生タイプ。地元の高校行って、車とかバイクとか乗り回していた時期もあった。グレたというか」
中学校の卒業文集には、将来像が記されていて、迷惑をかけてきたことを踏まえ失敗しないよう生きていくと、書かれていました。
大内容疑者の中学校の卒業文集より
「中学生最後の年、3年生になり態度も大きくなり、いろいろと問題も起こしましたが、それも思い出の一つです。自分の行動を考えると、たくさんの迷惑なことをしてきたと思います。これを踏まえて将来は失敗をしないようにしていき、これからも楽しく過ごしていきたいです」
事件当日の動きについても、徐々に明らかになってきています。
夫と2人で暮らしていた小松本さん。夕方に外出し、後から夫も仕事のために家を出ていて、午後5時前には「いまから帰る」と、夫に電話をしていました。
その後、午後7時15分ごろ、夫が帰宅すると、玄関で小松本さんが血を流して倒れているのを発見。警察は21日、新たに、午後5時20分に、小松本さんの生存が確認されたと発表しました。
つまり、夫が帰宅するまでの、“空白の2時間”に、殺害されたとみられます。
大内容疑者は、警察の調べに対し「事実無根で何も知りません」と容疑を否認しているということです。警察は恋愛感情のもつれによる犯行とみて、詳しい経緯を調べています。
(1月21日放送『news zero』より)