北海道の職員採用試験、適性検査にオンライン導入・東京での最終面接も拡大…経験者向けでは夜間や休日も

北海道は2026年度から職員採用試験の方法を見直し、オンライン試験の導入や、東京での最終面接実施の拡大などを行う。人手不足を背景とした学生優位の「売り手市場」で採用競争が激化する中、道は受験環境を向上させて受験者数を増やし、優秀な人材の確保を狙う。
見直すのは大卒程度向けと職務経験者向けの試験。
大卒程度向けでは、1次試験は会場での筆記だが、事務系の「小論文型」などで、オンライン受験が可能で企業の多くが取り入れている適性検査「SPI3」を導入する。また最終面接の場所は、首都圏など道外の学生が受けやすいよう、技術系と同様、事務系の選考でも東京会場を追加する。
職務経験者向けの試験でも、1次試験は事務系はSPI3、技術系は書類選考に変更。通年で募集し、試験も3期に分割して実施する。また、都道府県の採用試験で初めて、受験者が夜間や休日などを選択できるようにした。
道によると、20年度の3916人から24年度は約4割減の2434人となるなど受験者数は減少傾向で、倍率も低下している。一方、厚生労働省北海道労働局によると、昨年3月に道内の大学を卒業し就職した学生のうち道内への就職は60・9%にとどまる。道は、受験者数の増加に向け、道外の学生らが受験しやすい環境を整えるため今回の対策に乗り出した。
道人事委員会事務局は「受験者の目線に立って、経済的負担の軽減や試験日程の柔軟化を図り、道外を含めて多くの人を取り込んでいきたい」としている。詳細は同事務局の特設ページで確認できる。