高市早苗首相「報ステ」でも国民・玉木代表に連立参加への秋波「さんざん政策受け入れましたよねえ」

自民党総裁の高市早苗首相は26日夜、衆院選(27日公示、2月8日投開票)を前に与野党7党首が生出演したテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)で、国民民主党の玉木雄一郎代表に対し、あらためて今後の連携に向けた秋波を送った。
高市首相はこの日、日本記者クラブで行われた党首討論で、玉木氏に以前から連立政権入りを働きかけていたと明かし、「玉木さんは固まっているかもしれないが(前から)プロポーズを送っている」と自ら明かし、連立参加に向けた異例の「公開プロポーズ」を行い、選挙後の政権基盤強化に向けて、なりふり構わない様子をにじませた。
番組では、高市首相の解散判断の大義が話題になった際、26年度予算案の年度内成立が困難となったことを念頭に、「残念だ」と述べた玉木氏に、高市首相は「玉木さんは、政局より政策と訴えている。予算にも賛成してくださると思います」とプレッシャーをかけた。首をひねる玉木氏の様子が、ワイプ画面で映る中、高市首相は「ぜひ予算関連法案を早期に成立させるために、ご協力をお願いします」とたたみかけた。
放送終盤には、衆院選で与党で過半数を割れば「即刻退陣」の意向を示した高市首相に、大越健介キャスターが「国民民主党とは政策的な協力があった、国民民主党を足せば衆参ともに、連立与党で過半数ということも、数字の上ではありますが」と指摘し、玉木氏に見解を求めると、高市首相は「ほら、玉木~さん~」と、迫るように呼びかけた。
玉木氏は、高市首相の呼びかけに応じることなく、「とにかく、選挙で勝たないと、ああだこうだ言えない。我々からすれば与党の安定ではなく、国民生活の安定のために何を訴え、何ができるかをこの選挙で問いたいし、対決より解決で政策本位でやってきた。国民にとっていい政策は協力します、だれとやるかというよりも、何をやるかということに集中したい」と、訴えた。
すると、高市首相は「さんざん(国民民主が訴える)政策を受け入れましたよねえ。財源はこっちで探したけれども」と、苦笑いの表情でツッコミを入れ、玉木氏は固まった表情で聴いていた。
大越キャスターが、自民と連立を組む日本維新の会の吉村洋文代表に「連立を組んでいるパートナーの高市さんが、玉木さんにプロポーズをされている。ちょっと、人間関係的に言うと、ちょっと不思議かなと思うんですけど」と、問いかける場面も。吉村氏は「玉木さんは明確におっしゃりませんでしたが、もともと昨年10月に、高市さんが『総理になれない女だ』と言ったとき、高市さんと話して、いっしょに日本の政治を前に進めようと、判断をした。臨時国会(の首相指名選挙)で高市早苗と書いたのは、自民党以外では、わが党だ。腹をくくって、今、この席に座っている」と訴えた。
その上で「総理が、自民と維新で過半数にいかなければ退陣するとおっしゃっているから、もちろん僕も同じ。自民と維新で過半数に足りなかったら、僕も日本維新の会の代表は辞任します」と述べ、「それくらいの覚悟で連立政権で前に進めていきたいという思いで挑んでいます」と口にした。