札幌市、生活道路を緊急排雪へ 積雪110cm 市が全額負担

25~26日に札幌圏を襲った記録的な大雪を受け、札幌市は28日、生活道路(住宅街の道路)の緊急排雪を行うことを決めた。幹線道路の作業後、2月1日にも始める。希望する町内会と市が費用を分担して排雪する従来の制度は今シーズンは全て中止し、市が初めて市内全域の生活道路(総延長3800キロ)で費用の全額を負担して排雪を行う。
市によると、26日時点の市内の積雪量は110センチ。大雪に見舞われた22年(81センチ)と比べても多く、5年平均(55センチ)を大きく上回っている。積雪量が1メートルを超えたのは22年3月6日以来4シーズンぶり。
市は現在、バス路線や幹線道路の渋滞解消を狙い、拡幅や排雪を進めており、31日までに作業を完了する見通し。幹線道路の対応終了後に順次、生活道路の作業に移る。
生活道路の排雪が滞れば、ゴミの収集や宅配サービスなどの市民生活に影響が生じる恐れがある。希望する町内会と市が費用を分担する従来の「パートナーシップ排雪」は町内会のエリアごとに作業を進めることから、スピード感に欠ける懸念があった。
今回の緊急排雪は、町内会のエリアでなく、市が地域内で交通量が多く、幅員の広い路線を選び、2月中旬まで優先して作業を行う。全生活道路の排雪は2月中に終える。【水戸健一】