中国でも衆院選の在外投票スタート 投票にあたり「日中関係への影響を重視した」との声も

【北京=三塚聖平】第51回衆院選が27日に公示されたことを受け、世界各地の大使館などで28日、在外投票が始まった。北京の在中国日本大使館では同日午前9時半(日本時間同10時半)に受付を開始。高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁に中国政府が反発を続ける中、有権者からは投票にあたって日中関係への影響を「重視した」といった声も少なくなかった。
同大使館では館内に設けられた会場で、訪れた人々が職員から説明を受けて一票を投じた。朝一番に投票を終えた男性留学生(24)は記者団に「日中関係が大変な時期なので、それを改善していきたいという思いで投票した」と話した。現地の日本人学校に通う子供を持つ40代の女性は、日中関係について「これまで特に嫌な思いは自分も子供もしていないが、政治的なことが生活に影響しないようにしてほしい」と述べた。
今回、解散から投開票まで戦後最短となったが、同大使館では目立った影響は出ていないという。ただ、投票に訪れた男性(43)は「期間が短い分、どういう人がどういう政策を訴えているかがよく頭に入ってこないまま投票に来た」と語った。
同大使館での投票期間は2月2日まで。投票用紙を日本に送る必要があるため国内より投票期間が短い。