[5区]英利と矢崎が当落線上でしのぎ、千葉の序盤情勢…7選挙区で自民と中道が接戦・自民優勢は6選挙区

読売新聞社が27、28日に実施した衆院選に関する全国世論調査の結果に取材を加味し、千葉県内14選挙区の序盤情勢を探った。自民党候補が優位・やや優位となっているのは6選挙区で、中道改革連合候補は1選挙区で先行している。他の7選挙区は自民と中道改革の候補が競り合う展開だ。各選挙区で約3~4割が投票する候補を明らかにしておらず、情勢はなお流動的だ。(敬称略)
6度目の対決となった門山と田嶋が横一線の戦い。
門山は市議や県議の協力を得て自民支持層の7割弱をまとめ、日本維新の会支持層の約3割にも食い込む。幅広い年代に浸透しており、職業別では商工自営・自由業からの支持が厚い。
田嶋は中道改革支持層の9割を固め、共産党支持層にも浸透する。70歳代以上の半数近くをまとめた。政権交代を訴えており、内閣不支持層の6割強の支持を集めている。
自民政調会長を務める小林が安定した戦い。
小林は自民支持層の9割強を固め、維新支持層の6割半ば、国民民主党支持層の6割弱、無党派層の3割強にも浸透。全年齢層の約5割から支持を集めた。
佐藤は中道改革支持層の7割半ばを固め、内閣不支持層の5割強から支持を取り付けた。
先行する松野を岡島が追う展開。
松野はミニ集会をこまめに開催し、自民支持層の8割強を固めた。幅広い年代に支持を広げる。自民派閥の政治資金問題に関わり、無党派層への浸透が課題だ。
前回惜敗した岡島は朝夕の街頭活動をこなし、中道改革支持層の9割弱に浸透した。無党派層の支持は2割強とリードしているが、50歳代以下への浸透で遅れを取っている。
選挙初挑戦の鹿嶋と、2期目を狙う水沼がしのぎを削っている。
鹿嶋は自民支持層の7割弱に浸透し、維新支持層の3割弱も取り込む。元陸上自衛官として安全保障政策の強化を掲げており、内閣支持層の半数近くをまとめた。
水沼は地盤を引き継いだ野田佳彦・元首相との近さを前面に出し、中道改革支持層の8割半ばを固めた。若年層の支持が伸び悩んでいる。
英利と矢崎が当落線上で争い、岡野が巻き返しを図る。前議員3人の混戦模様だ。
英利は外務政務官としての実績を強調し、自民支持層の6割半ばから支持を集めた。内閣支持層の約4割にも浸透する。
矢崎は中道改革支持層の約9割をまとめた。内閣不支持層の半数以上から支持を得ており、政権批判票の受け皿となりそうだ。
岡野は手取り増などの国民民主の実績を掲げ、同党支持層の約6割を固めた。30歳代以下の若年層の支持で他候補にリードしている。
前回選で接戦を繰り広げた渡辺と安藤が今回も互角の戦いを演じている。
渡辺は高市首相を支える姿勢をアピールし、自民支持層の7割半ばの支持を取り込む。前議員の引退で候補が不在となった維新の支持層にも一定程度浸透している。
安藤は地元の公明党議員との連携を深めており、中道改革支持層の9割弱に浸透した。内閣不支持層の5割半ばをまとめたが、無党派層は固められていない。
斎藤が頭ひとつ抜け出している。
経済産業相などを歴任した斎藤は自民支持層の9割弱を固め、無党派層の3割弱の支持を得ている。維新と参政の支持層にも浸透している。
林田は国民民主支持層の6割弱をまとめ、中道改革支持層の2割半ばに支持されているが、知名度の低さが響いている。
松本と本庄がデッドヒートを展開している。
松本は自民支持層の7割半ばを固めたほか、国民民主支持層の約2割の支持を集めている。30歳代の約4割が支持するなど現役世代への浸透でリードしている。
中道改革共同政調会長の本庄は同党支持層の9割強をまとめ、共産支持層の4割弱にも浸透している。60歳以上の支持が約4割に上り、他候補に水をあけている。
奥野と田宮が激しく競り合う展開だ。
7期目を目指す奥野は中道改革支持層の9割弱をまとめた。国民民主支持層の2割強からも支持を得て、共産支持層にも浸透する。
再挑戦となる田宮は、自民支持層の約7割、内閣支持層の5割弱を固めた。給与所得者、商工自営・自由業からの支持でリードしている。
前回選で接戦を制した小池が有利な戦い。
小池は自民支持層の約8割を固め、国民民主支持層の4割半ばも支持。全年齢層から幅広く支持を集め、特に60歳以上では約5割に浸透した。
谷田川は中道改革支持層の9割強をまとめ、無党派層の約2割にも浸透している。若年層への支持の広がりが課題となっている。
森が優位に立っている。
祖父の代から受け継ぐ強固な支持基盤を武器に、幅広い年代や職種の支持を集める。自民支持層の8割半ばを固め、維新と国民民主の支持層からも一定の支持を得ている。
多ケ谷は中道改革支持層の8割強、内閣不支持層の5割半ばを押さえる。だが、無党派層への浸透は伸びを欠いている。
12選を目指す浜田が安定感を増している。
父親の代からの強固な地盤と知名度を誇り、自民支持層の8割半ばから支持を集めている。農林水産業や無職、給与所得者などに幅広く浸透している。
前回選で競り合った松本と宮川が再び接戦を繰り広げている。昨年の参院選千葉選挙区で次点の中谷は後れを取っている。
デジタル相の松本は自民支持層の8割弱をまとめ、国民民主支持層の3割半ばにも浸透する。
宮川は中道改革支持層の約9割を固めた。リベラル寄りの主張を展開し、共産支持層の5割弱からも支持を集める。
中谷は参政党支持層の約7割から支持を得る。無党派層では支持に広がりを欠いている。
野田が先行し、長野が懸命に追う。
中道改革共同代表の野田は同党支持層の9割半ばをまとめた。駅頭活動を長年続けており、無党派層の3割半ばにも食い込む。
長野は出馬表明が解散直前となり、自民支持層の支持は6割弱。維新支持層についても野田にリードを許している。