冬型の気圧配置の影響により、北海道や青森県など広範囲で、1日から2日にかけて大雪に見舞われた。総務省消防庁によると、1月20日以降の雪などによる死者は1道7県計27人を確認。記録的な積雪となった青森市では、陸上自衛隊による災害派遣が始まった。
同庁の発表では、2日午後1時半現在の死者27人の内訳は新潟県12人、秋田県6人、北海道3人、青森県2人、岩手、山形、長野、島根の4県が各1人。重傷者は1府7県で計101人に上った。
青森地方気象台によると、青森市中心部では、1日に積雪の深さが40年ぶりに180センチを超えた。青森県は、大雪では2012年以来となる災害派遣を要請。隊員らは2日、高齢者世帯の屋根の雪下ろし作業を行った。
同市孫内地区では隊員2人が民家の屋根の上で、スコップなどを使って雪を下ろした。住人(88)は「雪の重みで屋根がゆがみ、窓が開かなくなった。来てくれて助かる」と胸をなで下ろしていた。
秋田県でも、2日午後4時までの最大の積雪が北秋田市阿仁合で170センチ、鹿角市中心部で観測史上最大の146センチを記録した。新潟県は2日、今後の被害が懸念されるとして豪雪災害対策本部を設置。小千谷市と魚沼市に災害救助法を適用すると発表し、両市での屋根の雪下ろし費用などを国と県で負担する。
冬型の気圧配置は3日以降に緩む見通し。気象庁は雪崩や除雪作業中の事故に注意を呼びかけている。