平成25年12月に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が射殺された事件で、殺人罪などに問われた特定危険指定暴力団工藤会系組幹部、田中幸雄被告(59)の第5回公判が4日、京都地裁(西川篤志裁判長)であり、被告の知人が事件に関与したとみられる軽自動車を被告に貸した前後の経緯について証言した。
検察側は冒頭陳述で、事件前の同年10月9日、京都市伏見区の飲食店駐車場で事件に関与したとみられるミニバイクが盗まれた際、駐車場に出入りした軽自動車は被告が知人から借り受けたものだったと主張していた。
知人は法廷外からビデオリンク方式で参加し検察側の証人尋問で、所有する軽自動車を複数回、被告に貸したと説明。射殺事件後には被告から返却された車を洗車するよう依頼されたり、「警察来てないか」と確認されたりしたとも証言した。
一方、ミニバイクが盗まれた飲食店駐車場の防犯カメラに撮影された軽自動車が、自身のものと比べて違う点があったか問われると、知人は「特別ないが全く一緒とも言えない」と話した。
被告は初公判で起訴内容を否認し、無罪を主張している。