維新・吉村代表は「出直しダブル選」そっちのけ 衆院選応援にシャカリキで府・市の血税28億円が水の泡

なぜ今なのか──。明確な答えもなく、衆院選の応援行脚にシャカリキだ。高市首相に限らず、日本維新の会の吉村洋文代表も似た者同士。自身が強引に仕かけた大阪府知事・市長の出直しダブル選はそっちのけ。連日、大阪を離れて維新候補の選挙区を駆けずり回っている。
公示日に吉村代表は東京・秋葉原で高市首相と並び第一声。その後、兵庫・神戸市内3カ所に出張ったのを皮切りに、2日目は京都、3日目は兵庫、4日目は滋賀で維新候補を猛プッシュだ。先週末の土曜は関西を抜け出し、川崎市と東京都を駆け足で回った。選挙サンデーの1日はNHK「日曜討論」に出演後、和歌山・紀の川市内のコンビニ前で応援演説。2日は再び滋賀・京都を回り、大阪を含め5カ所でマイクを握った。
衆院選初日から1週間で応援演説を計25カ所でこなす力の入れよう。吉村代表は前回獲得の「38議席」以上を維新単独の勝敗ラインに掲げ、与党で過半数を割れば「代表辞任」を明言。党代表の覚悟をアピールしているが、今は自身も立候補した大阪府知事選の最中だ。
高市首相の自己チュー解散に便乗し、無理やりダブル選と衆院選の投開票日を合わせたため、自身の辞職表明から府知事選の告示まで、たった1週間の強行軍。主要政党が候補擁立を見送り、仮に吉村代表が再選しても残り任期に変化はない。約1年3カ月後の統一地方選で再び知事選は実施される。
■サラリーマン役の寸劇に興じてる場合か
維新の大阪市議団ですら「統一地方選で民意を問うべき」と主張し、全会一致で反対を決議。それでも、都構想の2度目の住民投票否決後に「再挑戦しない」とした自らの発言を撤回し、3度目の挑戦に向けて「民意を問う」なら、大阪に張りつき、府民ひとりひとりに説明を尽くすべきだ。
「吉村さん本人のXには、もうダブル選勝利を確信してか、都構想のトの字も出てこない。代わりに熱をあげているのが、維新の衆院選公約『社会保険料引き下げ』に関するショート動画。自らサラリーマン役に扮して高い負担を嘆く、複数パターンある寸劇ばかり投稿しています」(大阪府政関係者)
ムダなダブル選に消える大阪府・市の血税は28億円。吉村代表は耳をそろえて返金すべきだ。
◇ ◇ ◇
維新のデタラメぶりは、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。