北九州市の航空会社「スターフライヤー」は12日、パイロット訓練生だった男性社員(24)が覚醒剤取締法違反(使用)容疑で福岡県警に逮捕されたと明らかにした。逮捕は1月19日付で、その約3週間前には旅客便で部分的な操縦にも携わっていたが、特にトラブルはなかったという。同社は訓練生を1月27日付で懲戒解雇した。
同社によると、元訓練生は大学で操縦に必要な航空機ライセンスを取得し、2025年4月に入社。副操縦士として乗務するため、座学やシミュレーター訓練を経て、11月17日から実際の機体での操縦訓練に臨んでいた。機長と副操縦士の指導を受けながら旅客便を操縦したケースは12月29日の関空―羽田便の離陸時と、12月30日の羽田―山口宇部便の着陸時の2便あった。この他、旅客便32便に同乗し操縦室で見学したり、無乗客の5便でも操縦訓練に臨んだりしたが、いずれも特異な状況はなく、運航への影響も確認されていない。元訓練生は起訴されたという。
同社の町田修社長は「多大なご迷惑をおかけし、深くおわびします。捜査に全面的に協力するとともに信頼回復に取り組んでいきます」と陳謝した。【斎藤毅】