自民党は、衆院選で当選した66人の新人議員の教育に注力する考えだ。過去に新人による不祥事や不用意な発言で批判を浴びた経緯を踏まえた。議員教育機能を持っていた派閥の多くが解散したため、党本部の幹事長室主導で研修を実施する方向だ。
自民は衆院選投開票日から一夜明けた9日の党臨時役員会で、新人教育を実施する方針を確認した。先の衆院選で当選した自民議員は追加公認を含め316人で、新人は20.9%を占める。
関係者によると、政策やSNSに関する研修を17日から開催。指導担当の副幹事長を地域ブロックごとに割り当て、国会議員の作法やメディア対応などを徹底する。
党幹部は「新人が一気に増えると危ない。国会議員の自覚を持つよう徹底する」と話す。
党が神経をとがらせるのは、風に乗り大量当選した新人議員の行動や発言が厳しく批判された過去の経緯があるからだ。小泉純一郎元首相による2005年の「郵政選挙」で初当選した「小泉チルドレン」の一人は取材で「料亭に行きたい」などと発言した。