田久保前市長宅を7時間家宅捜索 “卒業証書”押収されず 弁護士「事務所に保管」

静岡県伊東市の田久保真紀前市長の自宅に静岡県警が、7時間に及ぶ家宅捜索に入りました。卒業証書とされる書類の提出を拒否してから2日後、警察側が強制捜査に踏み切った狙いとは。
【画像】前伊東市長宅への家宅捜索の様子
7時間に及ぶ家宅捜索
虚偽の学歴を公表したとして、公職選挙法違反などの疑いで複数の刑事告発をされている田久保前市長。
14日午前8時前から始まった自宅への家宅捜索は、およそ7時間に及びました。
田久保前市長

「呼び出しの要請があり、話はしてきた」

「(Q.詳しい内容については?)捜査の関係もある。内容は差し控えたい」
先月、警察による任意の事情聴取を受け、容疑について否認していた田久保氏。
「みなさま、お久しぶりです。田久保真紀です。報道が出てご心配をおかけしているようですが、おかげさまでこのように私は、きょうも普通に元気に生活している」(先月30日投稿)
“卒業証書”押収されず
真相究明でカギを握るのは、「チラ見せだったか否か」で証言が食い違った田久保氏の「卒業証書」とされる文書です。
伊東市議会 中島弘道議長

「サッと出されてサッと目を向けたらスッと引かれて。チラ見です」
田久保前市長

「チラ見せという事実はありません。私としてはこうやって提示しまして、約19.2秒見ていただいた」
実際には、除籍されている田久保氏。あの文書は一体、何だったのでしょうか。
14日の家宅捜索では、押収されませんでした。その理由について、田久保氏の代理人・福島正洋弁護士はこう説明しました。
「まだ(弁護士)事務所に保管しているので、今後、捜査が進展していく中で、頑として最後まで出さないかというと、そこはまだ検討中ではある」
「卒業証書」とされる文書については、法律で認められた「押収拒絶権」を理由に、提出を拒否する文書を警察に提出したばかりだといいます。
「裁判になった場合には弁護側の証拠として出す方法もある。この捜査の初期段階であえて出す必要はないという判断をした」
今後の捜査の焦点は?
ただ専門家は、「卒業証書」の提出拒否が、自宅への強制捜査の引き金になったと指摘します。
元大阪地検 検事 亀井正貴弁護士

「“卒業証書”を出さないという対応をしたことにより、証拠隠滅の恐れが出てくる。しかも否認しているので、できる範囲の捜索はかけないといけないと。だから、これが引き金になっている。卒業証書に関連するようなものも含め、押さえるものは押さえておく」
では、今後の捜査の焦点は。
「『“卒業証書”をやはり出しませんか』というところ。それで出さないとなってきたら、弁護士事務所への強制捜査も、あり得ると思う。ポイントは弁護士事務所への“卒業証書”の捜索・押収を強行するか」
(2026年2月15日放送分より)