匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)に絡み昨年、20歳未満の少年1322人が検挙されたことが26日、警察庁の少年非行に関する統計で分かった。オンラインカジノに関連する検挙・補導は前年比9倍の27人で過去最多。大麻事案の検挙も過去最多で、同庁はSNSによる発信など、若者に届きやすい形で違法性を周知する方針。
同庁が少年非行でトクリュウ犯罪を集計したのは初。1322人の内訳は詐欺425人、窃盗247人、薬物事犯200人などだった。強盗は116人で、成人を含む検挙者の約4割を占めた。同庁は「指示役らが、捕まるリスクの高い犯行を少年に担わせ、使い捨てにしているとみられる」と分析している。
加わった経緯をみると、「闇バイト」応募などのSNS経由は26.7%だった。成人の40.6%より低く、知人の仲介で加担する傾向がみられた。
オンラインカジノの違法賭博などで検挙・補導された27人のうち、8人は中学生で、13人が高校生。最年少は12歳でオンラインカジノを利用しており、賭け金を得る目的で中学生が約288万円をだまし取った詐欺事件も発生していた。
同庁は10代の利用者数を約9万人と推計。昨年施行された規制法を活用してサイトにアクセスしにくい環境づくりを急ぐ。
所持に加え、2024年12月から使用も禁止された大麻事案の検挙数は前年比21.7%増の1373人で、高校生が同52.7%増の313人。全体の8割が所持で、大半が男子だった。 [時事通信社]