大手貴金属会社の刻印を偽造した金地金を売却して得た現金約7億円をマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、警視庁が、貿易会社役員(39)(東京都渋谷区)ら中国籍の男女3人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)容疑で再逮捕したことがわかった。
同庁は、3人が昨年3~7月、買い取り業者から売却代金計約95億円を詐取し、その大半を暗号資産に換えて資金洗浄していたとみている。
他に再逮捕されたのは、会社役員(44)(千葉県柏市)、無職(39)(同県習志野市)の両被告。
捜査関係者によると、3人は仲間と共謀して昨年3~4月、偽の刻印が施された金地金を買い取り業者に売却して得た代金計約7億円と、他の犯罪収益を含む約7700万円を暗号資産「ビットコイン」に交換し、海外の取引所に開設した他人名義の暗号資産口座に送金して犯罪収益を隠した疑い。逮捕は25日。
貿易会社役員が指示役で、会社役員が暗号資産口座を用意し、無職の被告が送金手続きを行っていたという。金地金は密輸や特殊詐欺でだまし取られた金塊を加工したものとみられ、同庁が入手経路を調べている。
3人は、昨年11月以降に詐欺容疑などで逮捕され、その後起訴されていた。