「国際法違反、許せない」イラン攻撃巡り神奈川・横須賀の米海軍基地前で抗議集会 サイレント形式で武力行使を批判

米国とイスラエルがイランに対して大規模な軍事攻撃を始めたことを巡り、横須賀市内で平和運動に取り組む市民団体「非核市民宣言運動・ヨコスカ」は1日、同市本町の米海軍横須賀基地ゲート前で抗議集会を開いた。言葉を発しないサイレント形式で行われ、集まった約60人が「米国とイスラエルによるイラン先制攻撃に抗議します」「NO WAR ON IRAN(イランで戦争するな)」と書いたプラカードを静かに掲げ、武力行使を批判した。
報道によると、イランへの攻撃により甚大な被害が出ており、小学校への空爆では子供や学生が殺害されるなど罪のない民間人が犠牲になっているという。山梨県から訪れた女性(57)はイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザにおけるジェノサイド(集団殺害)に対してもこれまで声を上げてきた。「子供たちが犠牲になることを想像すると涙が出る。権力者がいいように武力を行使するのはおかしい」と憤る。
イランは1979年の革命以降、イスラム革命体制を確立し、政治的弾圧が続く。トランプ大統領は「体制転換」を視野に武力攻撃に踏み切ったと主張している。
しかし、同団体の松本麻里さん(57)は非難する。「イランのことはイラン人が決めるという主権の侵害。国連憲章を含む国際法に反する軍事攻撃で『力による平和』は許せない」。2003年のイラク戦争では横須賀基地から直接出撃した艦船が先制攻撃に加わった歴史を踏まえ、抗議を呼びかけた。
「HANDS OFF IRAN(イランに手を出すな)」と書いたプラカードを掲げた女性(60)は「戦争が止められず悲しい気持ちばかり。サムズアップしてくれる米軍人もいたので、思いが伝わってしい」と願いを込めていた。
同団体は同日、米軍がイスラエル軍とイランへの攻撃を即時中止することなどを求める要請書を在日米海軍司令官宛てに提出した。