高橋海斗記者)
「裁判では、去年11月の初公判以来、およそ4ヶ月ぶりに桂田被告が証言台に立ちました。
桂田被告が証言台に立つと廷内はしんと静まり返り、廷内にいる全員が桂田被告が発する言葉一つ一つに耳を傾けていたのが印象的でした。
今日(2日)の裁判では、午前中は乗客家族の供述調書が読み上げられました。乗客との思い出や、事故後の家族の生活、桂田被告への思いなどが語られました。廷内にいた家族からはむせび泣くような声も聞かれ、調書を読み上げる検察官も涙ぐんでいたり、裁判官の中にも涙を浮かべている人もいました。
一方で桂田被告は、手元の資料をずっと見つめたまま、表情を一切変えずに話を聞いているように見えました。」
依田英将アナウンサー)
「高橋さん、被告人質問での桂田被告の様子はどう見えましたか?」
高橋海斗記者)
「はい。事故当日のことについて聞かれると「だいぶ前のことなので覚えていない」など、記憶が曖昧な回答が多かったように思われました。
また、事故以前のことを聞かれると、半笑いで弁護士の質問に答える場面もあり、乗客家族からは怒りの声も上がっていました。
事故直後の会見で「条件付き運航」と繰り返していましたが、今日の裁判では一転して「船長との話で条件付き運航という言葉が出たかは忘れました」と話し、廷内からは驚きの声も上がりました。
明日(3日)も桂田被告への被告人質問は続きます。明日は午前10時から検察側による被告人質問が行われる予定です。
今回の裁判では、検察側と弁護側で桂田被告が事故を予見できたかどうかについて主張が食い違っています。あすの検察側の質問で桂田被告が何を語るのか注目が集まります」。