京都アニメーション(京都府宇治市)の八田英明社長が2月16日、病気で亡くなっていたことが分かりました。76歳でした。
京都アニメーションは2019年7月、京都市伏見区にあった「第1スタジオ」が放火され、36人が犠牲になりました。
八田社長は、青葉真司被告(当時)の裁判で証言台に立ち、「当社は人様のアイデアを盗んだりできる会社ではない。被告の思い込みによって、このような事件が起きたのは、断腸の思いです」と話したほか、人材が失われ、作品の製作が難しくなった状況について、スタッフたちは「涙をこらえて作品を作り続けた」などと語っていました。
京都アニメーションは、八田社長の逝去に際して、コメントを発表しました。
「故人は、1985年の弊社設立から四十余年にわたり『よってたかって作る』を合言葉に、真摯なアニメーション制作を軸とした人を大切にしたエンターテインメント企業を志し、社長の任を果たしてまいりました。」
「社員一同、故人の想いを受け継ぎ、これからも世界中の皆さまに楽しんでいただける作品をよってたかって作ってまいります。」
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京都アニメーションによりますと、後任には、八田氏の長男で、共同代表取締役を務めていた真一郎氏が就任しました。また、通夜や告別式は家族だけで行い、後日、関係者のみを対象とした、お別れの会などを検討しているということです。
一方、2024年1月に死刑判決が言い渡された青葉真司死刑囚は、2025年1月に控訴を取り下げていて、現在は大阪高裁で、その有効性について審理が続いています。