【全国初摘発】未承認電子タバコ“ニコパフ”を違法に販売か…大学生ら2人を書類送検 若者たちの間で蔓延している実態も 専門家は「危機意識が低いのでは」

ニコチン入りの電子タバコいわゆる「ニコパフ」の販売をめぐり、大阪府警が全国初摘発。若者たちの間で蔓延している実態も。

薬機法違反の疑いで書類送検されたのは、京都府の男子大学生(21)と18歳の男性です。

ニコパフとは、ニコチン成分が含まれる液体を電気で加熱し、気化させた蒸気を吸う電子タバコを指します。

同様にニコチンを含む市販の紙タバコとは異なり、液体製品は薬機法上の「医薬品」に

分類されるため、国の承認を得ずに譲渡・販売することが禁止されています。

警察によりますと、男子大学生は去年11月、国の承認を受けていないニコチン入りの電子タバコニコパフ10個を4万円で男性に販売。

男性は、このうち1個を大阪府の女子高校生(17)に4500円で転売した疑いが持たれています。

発端は、男子大学生が韓国旅行から帰ってきた友人に誘われ、ニコパフを吸ったことでした。

(男子大学生)「(紙・加熱式)タバコよりもニコパフの方がおいしいし、これから吸うんやったらこっちのほうがいいんじゃないか」

男子大学生は当初、自分が吸うためにニコパフを海外の通販サイトを通じて購入していましたが、その目的が次第に「転売」へと変わり、購入者をSNSで募って、1個あたり4000円~4500円ほどで販売。

売り上げは約28万5000円に上ったとみられています。

ニコパフは他人への譲渡・販売が禁じられているのですが、大阪・ミナミで聞いてみると……

(20代)「(Qどこで手に入れた?)これ、友達からの“回し”でもらってるだけなんで。(Q友達も吸っている?)あ、はい。吸ってます」

(20代)「海外でちゃんと買ったり、ちゃんとしたブランドとかで買えば、3000~4000円で買えるけど、6000円とか7000円で転売している若い奴は多い」

ニコパフは 未成年の間でも広がっているといいます。

(14歳)「ニコパフやったら、この辺の子たち吸っている子多いですよ。ちょっとやんちゃな中学生とか高校生とか。違法やけど、誰かから買ったりして、バレへんかったらええやん」

タバコの健康被害などに詳しい専門家は、ネットや個人間のやり取りで手軽に入手できてしまうニコパフが、違法薬物に手を染める入口になってしまう危険性を指摘します。

(医学ジャーナリスト・石田雅彦さん)「依存性が強いのが、ニコパフの特徴。中に何が入ってるかわからないのが一番恐ろしい。気がつかないうちに、大麻成分が入ったリキッドを吸ってしまっていたとか、そういうことで健康被害が起きてしまうこともある。非常に危機意識がいま低いんじゃないかと」

全国初の摘発となった「ニコパフ」の違法販売。警察は取り締まりを強化していく方針です。