東日本大震災から15年となった11日、岩手、宮城、福島3県で自治体などが主催する追悼式が行われ、地震発生時刻の午後2時46分に黙とうがささげられた。高市早苗首相は、福島県の式典に参列し、献花した。
福島市で営まれた追悼式には約400人が参列。同県浪江町で父を亡くした鈴木祥高さん(43)は遺族を代表し、「福島を過去の出来事として片付けないでください」と訴えた。高市首相は4月から始まる第3期復興・創生期間を前に「次の5年間で何としても解決していくという強い決意で、被災地の復興に全力を尽くす」と述べた。
5年ぶりに追悼式を行った宮城県南三陸町では約500人が参列した。父を亡くした消防士の木皿和輝さん(25)は、遺族代表として「今の私があるのは、地域やボランティアの方々に温かく見守っていただいたおかげ。もし同じ体験をする子どもがいたら、今度は私がその背中を押してあげたい」と声を絞り出した。数カ月前、初めて夢に父が現れたといい、「ずっと見守ってくれていたのだと感じた。お父さん、こんなに大きくなれたよ」と語りかけた。
岩手県は盛岡市で追悼式を開催。牧野京夫復興相や遺族ら約300人が参列した。 [時事通信社]