大阪・梅田で11日朝、下水道の工事中の地中から巨大な管が飛び出し、新御堂筋の一部区間が通行止めになっていることについて、大阪市建設局が午前10時から会見を開きました。
担当者は現在の状況について、12日午前4時まで注水作業を行い、管は残り1.6メートルまで沈下し、注水作業は終了したということです。
地表に突出している部分についてはこれ以上の沈下は難しく、、切断を検討しているということです。現在は合計9ヵ所に地盤を固めるための薬液を注入する作業を行っています。セメントと水ガラスを混合させた薬液の注入は1ヵ所については完了しているということですが、現場のそばを走るJRとの協議の結果、地盤の安定と周辺の安全を最優先し、残りの8ヵ所については昼間は注入作業は行わず、夜間の時間帯に行うということです。
現在も続く新御堂筋の通行止めについては「周辺の安全を確認しながら継続する」としていて、橋脚の安全確認や地盤の安定を図る作業については「数日かかる見込み」として、通行止め解除にはまだ時間がかかる見解を示しました。
通行止めに伴う周辺の渋滞については、あらためて国道176号線(十三大橋経由)や府道14号線(長柄橋経由)などの迂回ルートなどを使ってほしいとしています。
11日午前6時50分ごろ、通行人の男性が、「コンクリートが落ちてきている」と警察に通報しました。
警察や大阪市建設局によりますと、地中に埋まっていた長さ約27メートル、直径3.5メートルの鋼鉄製のパイプ(管)が地面から13メートルほど突き出したということです。ケガ人はいませんでした。
大阪市建設局の担当者は「この度は大変なご心配とご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪したうえで、「下水道の立坑の工事中に使用した土留め(どどめ)が約13メートル隆起したことによるもの」としました。消防がパイプの中に水を入れ、重さで管を沈める作業を行い、パイプは朝の時点で残り1.6メートルほどにまで沈下し、注入作業は完了したということです。
新御堂筋は、北行きは曽根崎東から鶴野町北まで、南行きは豊崎4西の交差点から曽根崎東までが現在も通行止めになっていて、一夜が明けた12日朝も、周辺は一般道路も含めて大規模な渋滞が発生しています。