沖縄県名護市辺野古沖で平和学習中の同志社国際高(京都府)の生徒が乗った船2隻が転覆し生徒ら2人が死亡した事故で、第11管区海上保安本部(那覇)は19日、亡くなった2人を司法解剖した結果、いずれも死因は溺死だったと明らかにした。亡くなった同校2年の女子生徒(17)が転覆した船の下で見つかった際、着ていた救命胴衣の一部が船尾付近の構造物に引っかかった状態だったことも判明。11管も把握し、当時の詳しい状況を調べている。
名護市消防本部によると、潜水士の隊員が転覆した2隻や周辺に取り残された人がいないか確認していたところ、同日午前11時15分ごろ、裏返った平和丸の船体の下で、仰向けの状態の女子生徒を発見。救助する際、女子生徒は着用していた救命胴衣の一部が船尾付近の構造物に引っかかった状態だったため、潜水士の隊員がその一部を外して引き上げたという。
引っかかっていたのは船尾付近にある船体の穴のようなもので、消防関係者は産経新聞の取材に「蓋らしきものは見当たらなかった」と話した。
11管によると、平和丸の最大搭載人員は13人、不屈は10人。当時、平和丸には12人、不屈には9人が乗っており、2隻は法定の定員に近い人数だった。事故で平和丸に乗っていた2年生の女子生徒が死亡し、他に生徒12人と乗組員2人の14人が負傷した。