三重県亀山市の新名神高速道路で6人が死亡した多重事故で、県警は21日午前、追突した大型トラックを運転していた会社員(54)が勤務する広島市内の運送会社などについて自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)の疑いで捜索を始めた。県警は、運転記録簿などを押収し、運転手の勤務状況や健康状況などを調べる方針。
事故では、大型トラックが渋滞中の乗用車に追突し、子ども3人を含む6人が死亡した。捜査関係者によると、死者6人のうち、成人とみられる1人は車外で見つかった。
事故現場の約1キロ先では工事が行われており、現場付近は時速50キロに規制されていたが、トラックが50キロを超える速度で走行していた可能性があるとみて、県警が詳しい状況を調べている。運転手に飲酒や違法薬物の痕跡はなかったという。
一方、運転手が勤務していた運送会社(広島市)の社長(50)は21日午前、報道陣の取材に応じ、「亡くなった方には本当に申し訳ない」と謝罪した。
社長によると、約5年前に運転手として採用され、これまでに大きな事故を起こしたことはなかったという。事故車両は「4か月前に購入した」と説明した。
事故直後に運転手から電話があったといい、「気が動転していて支離滅裂(な説明)だった。警察にはドライブレコーダーのデータを提供するなど、できることをする」と語った。