タレントの「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノ氏(86)が新型コロナウイルスに感染したと懸念し出社しなかったなどとして、同氏が代表を務めるマネジメント会社「オフィス・デヴィ・スカルノ」(東京)が従業員だった女性2人に計660万円余の損害賠償を求めた訴訟で、同社の敗訴が確定していたことが22日までに分かった。
最高裁第3小法廷(渡辺恵理子裁判長)が4日付で同社側の上告を退けた。請求を棄却した一、二審判決が確定した。
一、二審判決によると、デヴィ夫人は新型コロナウイルス感染症が世界的に広がっていた2021年2月、親族の葬儀に参列するためインドネシアのバリ島に渡航し、8日後に帰国。当時インドネシアでは1日の感染者が1万人を超え、日本政府も緊急事態宣言を発令し、入国者に2週間の自宅待機などを求めていた。
女性らは感染防止を理由に全従業員が2週間出社しない意向を伝えたが、デヴィ夫人は「おかしい、狂ってるわ」「もうほんとにバカみたい」などと発言した。 [時事通信社]