旭川市でいじめを受けていた女子中学生が自殺し、遺族が損害賠償を求め市を提訴した裁判について、市が遺族に7000万円を支払うことで和解が成立しました。
5年の歳月を経て、ようやく大きな節目を迎えました。
遺族側代理人弁護士
「本日、旭川地裁で和解が成立しました。遺族側の主張に沿った勝訴的和解であると受け止めています」
2021年3月、当時、中学2年生だった広瀬爽彩さんが旭川市内の公園で凍死した状態で見つかった問題。
市の再調査委員会がおととし、いじめと自殺の因果関係を認め、遺族がおよそ1億1500万円の損害賠償を求め、旭川市を提訴していました。
訴訟は非公開で進められましたが、旭川地裁は今年に入り和解案を提示。
先月26日の定例市議会で和解についての議案が賛成多数で可決されました。
和解案は市が損害賠償金として7000万円を遺族に支払うなどとしたもので、きょう(26日)和解が成立しました。
遺族側代理人弁護士
「いじめの早期発見、早期対応の基本原則を無視することが取り返しのつかない結果を招くということ、高額の賠償義務を負わされるということ、学校関係者はこれを忘れることなく徹底した再発防止に務めてもらいたいと思います」
旭川市の今津寛介市長は市や学校の対応が適切でなかったことを認め、再発防止に努めるとしました。
旭川市 今津寛介市長
「本当にご遺族の気持ちを考えますと、あまりにも長かった採決ではないかという風に思っているところでございます。子どもたちが安心して学び、過ごすことのできる環境づくりに全力で取り組んでいきたいという風に思っています」
爽彩さんの母親は「娘の気持ちを理解し、寄り添った和解案を提示してくださった裁判官のみなさまにも感謝を申し上げたい。二度と娘のような思いをする人がいなくなることを強く願っております」とコメントしています。