山口県庁では1日、異例となる61歳の「新人」が誕生した。別の自治体で土木関係の業務に携わってきた渡辺友則さんで、自治体を退職後に試験を受け、県庁職員としての再スタートを切った。
鳥取県境港市出身。高校卒業後、地元の建設会社で現場監督などを務めた後、同市役所に入庁し、道路などの管理を担当した。2000年の鳥取県西部地震では、同市は震度6強の揺れに襲われ、渡辺さんは半年間不休で復旧に当たった。
同市を退職後、山口県庁が「昭和39年4月2日以降生まれ」という条件で職員を募集をしていることを知り、「ぎりぎり大丈夫だ」と応募。筆記と面接試験をクリアして採用に至った。
初任地は防府土木建築事務所。定年(62歳)まで1年しかないが、65歳まで働ける再任用制度もある。「経験を生かし、生活に欠かせないインフラを守りたい」と決意を新たにしていた。