川崎で高さ40メートル級の足場崩れる…作業員2人死亡、1人が行方不明に

7日午後4時25分ごろ、川崎市川崎区扇島のJFEスチール東日本製鉄所敷地内の作業現場で、「高さ40メートル級の足場が崩れ、複数の人が落下した」と119番通報があった。川崎臨港署によると、岸壁に設置された大型クレーンの解体作業をしていた男性5人が巻き込まれたとみられ、病院に搬送された4人のうち2人の死亡が確認された。1人は行方不明になっており、海に落下した可能性がある。
クレーンは船の積み荷を積み下ろしするためのもの。円柱状の重りが備え付けられており、その上には重りを解体するための重機があった。重りが重機ごと落下したことで、直撃したクレーンの足場が崩壊したとみられる。落下した衝撃で地上に敷かれていた鉄板ごと海に落ちた。
署によると、重りは解体前は約500トン。作業員は全員がヘルメットを着用していた。署は業務上過失致死傷の疑いを視野に詳しい状況を調べる。
作業はJFEスチールから東亜建設工業が請け負い、下請け業者が現場で担当していた。同社は「安全管理は十分に行っていた。今後、社内で事故原因を調査し、関係各所に協力していく」としている。
現場は臨海部に位置し、JR扇町駅から南に約1.5キロの工場などが立ち並ぶ地域。事故当時、川崎市内には強風注意報が出されていた。