遺体発見から、事態は急速な進展を見せた――。
3月23日から行方不明になり、懸命な捜索の結果、4月13日に山林で遺体が見つかった京都府南丹市園部小学校の安達結希さん(11)。15日午前からは結希さんの自宅に家宅捜索が行われていたが、同日中に結希さんの父親で会社員の安達優季容疑者(37)に逮捕状が請求され、16日午前0時32分に死体遺棄の疑いでの逮捕が発表された。
父親は別の女性と結婚していたが
「園部小から約2キロの山林内で発見された結希さんの遺体は、仰向けで野ざらしの状態になっていました。刺し傷や切り傷などの目立った外傷はなく、埋められたりした形跡もなかった。
当初、死因は“不詳”となっていたものの、結希さんのものと見られる靴や通学用かばんが遺体と離れた場所で見つかっていたため、事件性を視野に入れて捜査が進められていました」(全国紙社会部記者)
逮捕前、結希さんの親族を知る男性は、一家の生活についてこう話していた。
「父親はもともと別の女性と結婚していましたが、同じ職場だった結希くんの母親と親密な関係に。周囲からは反対の声もありましたが、2人は職場でも人目を気にしない様子だったといいます。父親が婿に入る形で籍を入れたのは、昨年末のこと。お互いに再婚同士で子どもがいるため、子育ては協力して行い、これから新しい家族の思い出をつくっていくところだったはずなのですが……」
別の知人男性は、結希さんと祖母の仲睦まじい姿を見ていた。
「自宅では、母方の祖母も一緒に暮らしていました。まだ若いおばあちゃんは結希くんをとてもかわいがっていて、自宅近くのスクールバスの停留所まで毎日、送り迎えしていました。確か、結希くんが初孫だったはずです」
「お父さんの話はしないで」
一方、結希さんと義父の優季容疑者は、どうやら“微笑ましい親子”とは言い難い関係だったようだ。
「母親の再婚相手である父親と、まだうまく馴染めていなかったみたい。学校の友達には、“お父さんの話はしないで”と口にしていたそうです。行方不明になる少し前には、ホームセンターで父親が結希くんを激しく叱っているのを見ましたよ」(近隣に住む男性)
安達さんの祖母と同級生の女性は、そんな結希さんの“異変”を垣間見ていた。
「小学校に登校すると、保健室に向かってから教室に行くことが多かったと聞いています。義理のお父さんとの関係が影響しているかわからないけど、精神的に少し不安定なところがあったみたい。行方不明になった3月23日もいつもどおり保健室にいると思われていたようで、担任の先生も結希くんの不在に気づくのが遅れたのかもしれないね」
家宅捜索が始まった15日には、自宅付近で、ときどき安達家の様子を見に行っているという結希くんの曽祖母の姿が見られた。事件については、
「すいません、雨の中をわざわざ……。でも、いまお話しすることはできません。申し訳ございません」
とだけ言い残してその場を去ったが、曽祖母は事件の“真相”を知っていたのか……。
なお、優季容疑者は取り調べに対して「私のやったことで間違いありません」と容疑を認めているという。
11歳の少年に降りかかった凄惨な悲劇。詳しい動機などの解明に向けて、今後も捜査は続く。