京都府南丹市で行方不明になっていた市立園部小学校の安達結希(ゆき)さん(11)が遺体で発見されたことを受け、同市教委が15日、記者会見した。國府常芳教育長は「南丹市の宝、未来のある安達結希君がこのような形で旅立たれた。心よりお悔やみを申し上げ、結希君の安らかな永眠を祈っている」と哀悼の意を表した。
園部小の児童や教員らが安達さんの死亡が確認されたことに衝撃を受け、さらに動揺し、さまざまな不安を抱いていると國府教育長は指摘。そのうえで「子どもたちも保護者も先生も、ともに学び心を通わせていた安達君がこのような結果になって心を痛めている。精いっぱい頑張っている児童や先生たちの心を守っていただきたい」と呼びかけた。市教委は府教委と連携し、園部小へのスクールカウンセラーを増員するなどして、児童・教員への心のケアに注力する方針だ。
安達さんが行方不明になった3月23日朝、安達さんの姿が学校にないのに、教員による保護者への連絡が約3時間遅れてしまったことにも会見で言及された。この日が卒業式で慌ただしかったことが、連絡が遅くなって行方不明把握が遅れた主な要因だと市教委は説明した。
國府教育長は「学校における欠席確認が不十分であったことについては、教育委員会としても深く反省しており、おわびを申し上げたい」と改めて謝罪した。市教委は今後、保護者の連絡なく児童が欠席した場合、15分以内に保護者に連絡するなど、出欠確認を徹底するとしている。
会見で市教委は、安達さんの捜索に携わった警察、消防、消防団や、児童の登下校の見守りをする地域住民らに謝意を示した。【庭田学】