京都府南丹市の山林に男子児童の遺体が遺棄された事件で、父親の安達優季(ゆうき)容疑者(37)=死体遺棄容疑で逮捕=が、逮捕前の任意聴取で「首を絞めて殺した」という趣旨の供述をしていたことが判明した。捜査関係者が明らかにした。司法解剖でも死因が明らかになっておらず、京都府警は今後、慎重に裏付けを進める。
逮捕容疑は3月23日~4月13日ごろ、南丹市内の複数の場所に、息子の結希(ゆき)さん(11)の遺体を隠し、遺棄したとされる。
また、安達容疑者が数日の間に、南丹市園部町の山林など複数の場所に遺体を移動させていた疑いがあることも判明した。発見を遅らせたり、捜査をかく乱したりする狙いがあった可能性がある。
一方で、遺体を土に埋めたり、落ち葉やシートをかぶせたりした形跡はなかったという。
府警は15~16日に安達容疑者の自宅を捜索し、乗用車や衣類など約30点を押収。府警は、容疑者がこの車を使って遺体を山間部に遺棄したとみて、詳しい足取りを調べている。
結希さんの行方が分からなくなったのは3月23日だった。安達容疑者は当初、結希さんを市立園部小まで車で送り届けたと府警に説明。その後、結希さんの所持品や遺体が山間部のバラバラの場所で見つかり、不審点が浮かび上がっていた。
安達容疑者は3月末ごろ、結希さんの顔写真や当時の服装などの情報を記したビラを持ち、南丹市内の複数の店舗を回った。ある店の防犯カメラには、車で移動しながらビラを配る安達容疑者の姿が映っていた。【大東祐紀、資野亮太、北村秀徳】