長野で震度5強や5弱、「横に揺さぶられて立ち上がれず」…活断層が集中する「糸魚川―静岡構造線断層帯」の近く

18日午後1時20分頃、長野県北部を震源とする地震があり、同県大町市で震度5強、長野市で震度5弱を観測した。午後2時54分頃にもほぼ同じ場所で地震があり、両市で震度5弱を記録。同県によると、人的被害はなかった。
気象庁は、今後1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意するよう呼びかけている。
同庁によると、最大震度5強を観測した地震の震源の深さは8キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・0と推定される。各地の震度は、同県小川村で震度4、松本市や白馬村などで震度3。
二つの地震は、南北に活断層が集中する「糸魚川―静岡構造線断層帯」の近くで起きた。周辺では、2014年に長野市などで震度6弱、昨年4月18日に大町市などで震度5弱を観測する地震が起きている。同庁は「この地域では過去に地震が続発した例があり、更に強い揺れの地震が発生する恐れもある」としている。
北陸新幹線やロープウェーが一時運転居合わせ
大町市によると、民家のガラスが割れたり、墓石が倒れたりする被害が確認され、住宅20軒以上で屋根瓦が破損した。同市美麻の女性(79)の自宅では家具が倒れたほか、食器が床に散乱。「横に揺さぶられて立ち上がれず、はいつくばって外に出た。余震が怖いので今日は車中泊にします」と肩を落とした。
JR東日本によると、北陸新幹線は軽井沢―糸魚川駅間の上下線で2度にわたり一時運転を見合わせた。在来線でも運転見合わせが起き、JR長野駅の改札前は再開を待つ人で混雑した。
富山、長野両県を結ぶ観光ルートの「立山黒部アルペンルート」でも、一部区間でロープウェーやケーブルカーが一時運行を見合わせた。体調不良を訴える乗客はいなかった。
東京電力によると、16日から営業運転を開始した柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)で異常は確認されていない。