ハンター発砲も…「その人めがけて」体長約2メートルのクマが反撃 “最速”警報各地で続々

連日各地で目撃され、被害も相次いでいるクマ。秋田県や岩手県などでは、過去最速のタイミングで「警報」が出されています。北海道ではハンターの男性がヒグマに襲われ、頭などにケガをしました。
秋田市で25日、高齢者施設「養護老人ホーム松寿園」の敷地内に1頭のクマが出没しました。
従業員「いた、草を食べてる」
人とクマの間には、ガラス1枚しかありません。
従業員「怖い怖い怖い」
その後、クマの行方は分かっていません。
秋田県がまとめた情報で、クマの動向を見てみると。
大藤歩楓(every.取材班)
「高齢者施設でクマが目撃されたのは土曜日の朝。日曜日の朝には少し南でも目撃情報が投稿されています」
さらに。
大藤歩楓記者(every.取材班)
「その数時間後には、より市街地に近い北側で目撃情報が」
冬眠から目覚め、空腹を満たすために食べ物を探し回るクマ。環境省によりますと、「大量出没した年の次の春は、出没が多い傾向がみられる」といいます。
そのためでしょうか、東北各地では“かつてない事態”が起きています。
現在、青森県、秋田県、岩手県、宮城県で出されているツキノワグマの出没に関する警報。いずれも、過去最速のタイミングでの発表となっています。
そして、警戒が必要なのは東北だけではありません。ツキノワグマより凶暴なヒグマが生息する北海道では、ヒグマによる人的被害が、今年初めて確認されました。
警察によりますと、現場は北海道島牧村。襲われたのは、猟友会に所属する69歳のハンターです。
26日夕方、島牧村の山中で活動中だったという猟友会のハンターら5人がヒグマを発見。ハンターが発砲し、弾は命中したといいます。しかし、クマは絶命せずに斜面を転がり落ち、反撃してきたということです。
同行していたハンターは。
花田雄二さん
「ケガした人が発砲しているので、クマに向かって。発砲しているから、その人にめがけてきたと思う。見た時にもうでかかった。『こいつでかいよ』と話していました」
クマは体長およそ2メートル、体重は300キロにも迫る個体だったといいます。
――手負いだからこその反撃
同行していたハンター・花田雄二さん
「そういうこと。こういう感じで防御、その上に(クマが)かぶさっている状態。だから撃つこともできない、中に人がいるので」
その後、クマは駆除されましたが、男性ハンターが頭や顔から出血するケガをしました。
ハンターら5人は、冬眠明けのクマを人里から遠ざける「春期管理捕獲」の活動中でした。
まもなく迎えるゴールデンウイーク、私たちが注意できることは。
岩手大学農学部・山内貴義准教授
「人間が山の方に行く機会が非常に増える。クマもエサを探して行動域を広げる時期ですので、山に入る際は最大限警戒する。音の鳴る鈴やラジオや笛、場合によってはクマ撃退スプレーを持参、そういう準備が必要」