2か月前に広島県で起きた殺人放火事件。捜査の過程で、関係先の敷地の土の中から男性の遺体が見つかりました。謎が多い2つの事件。その関連は…。
遺体は、大きな穴に埋まっていたとみられます。警察によると、遺体の性別は男性で、腐敗していたということです。
現場は、広島県三原市にある会社の敷地内。車道から1本入れば、誰でも入ることが出来るような場所です。
埋まっている遺体を警察が見つけるきっかけとなった事件があります。
遺体が埋まっていた場所から直線距離でおよそ36キロ。東広島市にある住宅で2か月前に起きた殺人放火事件です。
住んでいたのは、会社役員の川本健一さんと50代の妻。川本さんは裏庭で倒れていて、死亡した状態で見つかりました。
警察によると、火事で亡くなったのではなく、何者かに刃物で首を複数回刺され、殺害されたとみられています。一方、妻はヤケドを負うなどして病院に搬送されましたが、命に別条はなく、近所の人に助けを求めていました。
近所の住人
「家のインターホンが連打された。女性が血まみれ、『助けてください。強盗に襲われました』。本当に強盗なのかわからないけど『強盗に襲われました』と」
近所の住人の家族
「『2階に灯油をまかれて火をつけられた。もみあっている時にマスクがずれて顔は見た。20代くらい』」
“20代くらいの強盗に襲われ、火をつけられた”と血まみれで訴えたといいます。
事件からおよそ2か月、警察は、捜査を進める過程でこの現場にたどり着き、遺体を発見したといいます。捜査に協力したという近所の人に話を聞きました。
――警察が奥さんの所に来られたのは?
近所の住民
「3月の中頃、『東広島市の事件が解決していなくて捜査しているけど、(犯人が)まだ見つかっていなくて、三原市まで手を広げてさがしている。防犯カメラがあるところを見せてもらっている』。はっきりね、全部解決しないと気持ち悪い」
殺人放火事件と埋まっていた遺体。2つの事件につながりはあるのでしょうか。
30日、遺体の身元が明らかになりました。警察によると、遺体は徳田雅希さん(29)。鉄工業を営んでいて、かつて、この会社の敷地を借りて、仕事をしていたといいます。
東広島市の事件で殺害された川本さんと、親族ではないということです。
徳田さんは先月10日以降、行方不明となっていて、およそ1か月半がたった29日、遺体となって発見されました。
警察は、徳田さんが何者かに殺害され埋められたとみて、捜査を進めるとともに東広島市の事件との関連を調べています。