京都男児遺棄、遺体発見現場近くの献花台撤去…クマ出没の注意喚起に花や菓子持ち帰る人の姿も「手だけでも合わせたいと思って」

京都府南丹市の山林で市立園部小の安達結希(ゆき)君(当時11歳)の遺体が見つかった事件で、府警は29日、死体遺棄容疑で逮捕した養父の安達優季(ゆうき)容疑者(37)を、前日に引き続いて事件の関係先に立ち会わせた。安達容疑者を車に乗せたまま、供述などの裏付け捜査をしたとみられる。
安達容疑者を乗せたとみられる車は29日午前、遺体が見つかった山林周辺などを巡った。28日には、結希君の死亡や遺棄に関係した場所の可能性がある公衆トイレなどを確認していた。
安達容疑者は3月23日朝から4月13日夕までの間、南丹市内の山林など数か所に結希君の遺体を運び、遺棄した疑いで、16日に逮捕された。容疑を認めている。捜査関係者によると、逮捕前の任意聴取で「首を絞めつけて殺した」との趣旨の供述をしている。
一方、遺体の発見現場の近くに設置されていた献花台は、この日までに撤去された。クマの出没に関する注意喚起とともに、花や飲食物を持ち帰るように求める掲示がされている。友人と訪れた亀岡市の会社員女性(70)は、花や菓子などを供えて手を合わせた後、これらを持ち帰っていた。「手だけでも合わせたいと思ってきました。子を持つ親として人ごととは思えず、つらい事件です」と話していた。