大西洋を航行中のクルーズ船で「ハンタウイルス」により3人が死亡するなどしたとみられる集団感染疑いを受け、厚生労働省は6日、「仮に感染した乗客が日本に入国した場合でも、ヒト―ヒト感染で感染拡大する可能性は低い」とする評価を公表した。同省は「冷静な対応を」と呼び掛けている。
同省によると、ハンタウイルス感染症は主にネズミなどげっ歯類の排せつ物が媒介し、感染すると発熱やせきの症状が表れ、約4~5割の確率で死亡する。これまで国内で患者の確認はなく、ヒトからヒトへの感染は一部のウイルス種以外では報告されていないという。
同省は検疫所で海外渡航者に注意喚起するとともに、体調に異変がある人にはネズミなどとの接触を確認し、医療機関の受診を推奨するなど対応している。 [時事通信社]