過激派の中核派を離脱した矢嶋派全学連(矢嶋尋委員長)の活動家らが、新たな過激派組織「現代革命労働者党」を結成した。中核派と同様、「実力闘争」を強調している。
中核派は令和6年、同派全学連初の女性トップとして矢嶋委員長が就任し、SNSを活用するなどして勢力拡大を図っていた。だが、昨年9月に矢嶋委員長の夫である男性幹部を「女性差別・性暴力」「私党化」を理由に解任、除名したことをきっかけに矢嶋委員長らが離脱していた。
全学連は建前上は独立した学生組織だが、事実上、現代革命労働者党が上部組織となるとみられる。
5月1日付で発行された現代革命労働者党の機関紙「碇星」(いかりぼし)は「極右の高市が首相になることを回避しようと『石破ガンバレ』とデモをやってみたり、2015年当時与党として戦争法を強行した公明党と野合したりできる『左派』『リベラル』勢力など、大衆からそっぽを向かれて当然である」と述べ、「革命的決起」を呼び掛けている。
矢嶋派全学連を巡っては、自民党の門寛子衆院議員が、暴力革命を掲げる矢嶋委員長に対し、国会前のデモを「ごっこ遊びにしか見えない」と批判して話題になった。
警察庁「令和7年の治安の回顧と展望」によると、中核派では平成19年に関西地方委員会が、令和4年に東北地方委員会の幹部らが離脱している。