中道内から旧宮家の養子容認案に反発、立民出身者の異論相次ぐ…枝野氏は強く再考求める投稿

安定的な皇位継承策を巡り、中道改革連合が示した党見解の原案に対し、党内から反発が出ている。慎重論もある旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案を認める内容となっていたためだ。執行部は11日の会合での取りまとめを目指しているが、反対意見が強まる可能性もある。
党の「安定的な皇位継承に関する検討本部」で原案が示された7日、さっそく声を上げたのは、同党の前衆院議員で立憲民主党元代表の枝野幸男氏だ。養子案を容認する方向になったと伝えた報道を引用し、「ウソですよね?間違いですよね?」とX(旧ツイッター)に投稿した。「万が一にも天皇制を破壊しかねない旧皇族養子案を認めるなら、お付き合いはしきれない」と強い表現で再考を求めた。
7日の会合後、笠浩史本部長は記者団に、養子案を認める原案について「おおむね了とされた」との認識を示していた。会合に出席した西村智奈美副代表はXで、「少なくとも私は『容認』とは異なる意見を述べている」と不満をにじませた。
異論を唱えているのは、いずれも立民出身者だ。養子案に賛成していた公明党と異なり、立民では「門地による差別に該当する」など反対論も根強かった。
小川代表は8日の記者会見で「懸念の声が上がっていることは謙虚に受け止めたい」とする一方で、「一定の着地を図る方針に変わりはない」と強調した。
15日にも開かれる与野党の全体会議で党の見解を表明することが求められているためで、11日の検討本部で笠氏への一任を取り付けた上で、12日の執行役員会で党見解を決定する流れを描いている。