≪福岡・3歳の次女は腹と首も切られ…≫「これまで尽くしたのは何だったの?」DV夫を施設に招いた母親は生徒会長をこなし「マジメで面倒見がいい」でも10年前から恋愛に傾倒か

〈「よく男子を注意するメガネをかけた学級委員が…」“DV・ヒモ夫”を施設に招き、娘の首を絞め殺人容疑で逮捕された母(30)の評判「マジメな合唱部、留学経験のあるカメラ女子」≪福岡2児死亡≫〉から続く
福岡県の母子生活支援施設で、幼い娘2人が死亡した事件。福岡県警は13日、次女(3)への殺人容疑で、母親でパート従業員の水沼南帆子容疑者(30)を再逮捕した。母親は「(姉妹に)申し訳ないことをした」「施設を出て4人で暮らしたいと思っていた」などと供述しているという。
【画像】「よく男子を注意していた」メガネをかけマジメな学級委員長だった水沼容疑者の学生時代、結婚前はカメラ女子であかぬけた姿も
長女の容疑は処分保留に…
内縁の夫によるDVに悩み、4年前に嘉麻市内の母子生活支援施設に入所していた水沼容疑者。しかし、その施設内に内縁の夫を3年以上にわたり潜伏させていた末、次女を殺害した容疑で再逮捕された。
「水沼容疑者は長女・二彩ちゃん(4)を殺害した疑いで、すでに逮捕されていましたが、13日付で処分保留となりました。その後県警は、次女・三華ちゃん(3)の首を電気コードで絞めるなどして殺害した疑いで再逮捕しました。三華ちゃんは、首と腹部を切りつけられていました。
水沼容疑者は逮捕前の任意聴取に対し『内縁の夫に嫌いと言われた。これまで尽くしてきたのは何だったんだろうと思い、死にたくなった』とも話しており、自身の首を切り付けて軽傷を負っていました。県警は無理心中を装った可能性があるとみています」(社会部記者)
一方で、捜査関係者はこう明かす。
「6年前の5月ごろ、内縁の夫と知り合った水沼容疑者は、男の居住地である福岡に引っ越してきました。ところがDVに悩まされ、いまから4年前に母子生活支援施設へ入所したものの、次女の三華ちゃんが生まれた3年前には男と連絡を取り合っており、母子生活支援施設に共に住んでいました。
自ら手にかけた我が子に対して、『申し訳ないことをした』と話しているほか、感情の起伏が激しく、ときたま涙を流すことがあります。ただ、一方でなぜ子どもを殺したかの動機については、曖昧にしか答えません。
そのほか、刃物での切りつけについても『詳細はよくわからない』『状況的に考えて自分しかいないから、私がやったことに間違いないと思う』などと話しています」
なぜ母親は幼い娘2人の命を奪うという凄惨な犯行に及んだのか――。周囲が語る水沼容疑者の人物像からは、事件前の“予兆”が浮かびあがった。
水沼容疑者は栃木県芳賀郡で育った。芳賀郡は宇都宮市の東隣に位置する。小中学校の同級生の30代男性は「人を殺すような感じの子では全然なかった」と事件直後に振り返った。
「明るいし、学級委員みたいな役もやっていました。ギャルっぽいとか荒れている感じでもなく、本当に普通の子でした。男子が悪ふざけすると『そういうことはやっちゃダメだよ』ってハキハキ言える子で、正義感は強かったと思います。絵も上手で、賞状をもらっていた記憶があります」(小中学校の同級生)
学生時代はメガネをかけ生徒会に所属「真面目で面倒見がいい」
同級生の母親もこう証言した。
「礼儀正しくて男の子にも分け隔てなく話しかけるし、ちゃんと挨拶もする子でした。彼女のお母さんも面倒見のいい方で、他の子にも『危ないよ!』って声をかけるような人でした」
また、中学・高校・短大をともにした同級生は、水沼容疑者について「リーダータイプだった」と話す。
「生徒会にも入っていて、掃除中に男子が騒いでいると『うるさいよ』『ちゃんと静かにして』と注意するタイプでした。アルバイトも無断欠勤せず、周りのサポートもできる子で、“お姉さん”みたいな存在でした」(中学・高校時代の同級生)
水沼容疑者は留学経験もあり、帰国後は県内の私立短大で「幼児教育」を専攻。周囲は保育士や幼稚園教諭の道へ進むと思っていたという。
「約10年前、Facebookの投稿で恋愛がらみの内容をたまにみかけました。英語で『彼に会いたい』『言いたいことの半分も言えない』といった内容のほか、『愛されないのは悲しい』『家族や友人、ボーイフレンドに会いたい』などと書いていたのを覚えています」
学生時代はメガネをかけて生徒会に所属し、「真面目で面倒見がいい」と周囲からそんな人物像ばかりが語られる水沼容疑者は思春期になると恋愛気質になっていった――。 最悪の結末は防ぐことはできなかったのか。県警は慎重に捜査を進めている。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班